【ご案内】国際協働シンポジウム・ワークショップ「世界で進展するスキルの体系化とマイクロクレデンシャル」(2026年1月22日・23日)
一般社団法人日本マイクロクレデンシャル機構国際連携委員会(委員長:芦沢真五(神田外語大学 教育イノベーション研究センター 教授))は、2026年1月22日(木)~23日(金)に東京都内で国際協働シンポジウム・ワークショップ「世界で進展するスキルの体系化とマイクロクレデンシャル」をハイブリッド開催いたします。
- 開催趣旨
デジタル化(DX)とグリーン化(GX)、技術革新が加速する現在、グローバルな労働市場ではスキルギャップとスキルミスマッチが深刻化し、特にテクノロジー分野での人材不足(タレント・ショートエイジ)が世界的な課題となっています。
これに対応するため、各国の企業や政府は従来の「学歴(学位)」重視から、「実際に持つスキルや能力」を重視する「スキル・ファースト(Skills-first)」の採用・人材育成戦略への移行を進めています。この進捗を測る指標として、OECDによる「Skills-First Readiness and Adoption Index」が注目されています。
日本国内も例外ではなく、少子高齢化と産業構造の変化により人材不足が深刻です。厚生労働省などの分析では、ジョブ型雇用の移行、スキルの標準化、労働移動の円滑化が喫緊の課題とされています。
この変革を支える具体的な手段として、特定の能力を短期間で証明できるマイクロクレデンシャル(Micro-credentials)が導入され、学位を持たない人々や多様な背景を持つ人々をスキル開発・採用の対象に含めるインクルーシブ・アウトリーチにより、潜在的な人材プールを拡大する動きが加速しています。各国政府は、スキルの可視化と柔軟な学習経路の提供を目指し、国家的なスキル体系化を推進しています。
本シンポジウムでは、OECDをはじめ海外からの専門家を招聘し、先進国の事例としてイギリスのSkills England構想、豪州やシンガポールでのスキル重視政策、新興国の事例としてタイの国家スキル政策を取り上げ、日本の政策課題と国際的な動向を議論します。この変革期において、スキルを核とした人材戦略が今後の成長の鍵となります。
- 目的
1)国際動向の理解
イギリス、豪州、シンガポール、タイなどの事例を通じて、スキルの体系化とマイクロクレデンシャル導入における国際的なベストプラクティスと課題をご提供します。
2)政策課題の明確化
労働市場のニーズに対応するためのガバナンス(統治)、資金調達、資格認定のあり方について、参加者と共に具体的な政策課題を整理する。特に、厚生労働省の分析レポートが示す課題に対し、海外事例がどのような示唆を与えるかを探ります。
3)産官学連携の促進
産業界、教育機関、行政関係者間の対話とネットワーキングを促し、日本のスキルエコシステム構築に向けた実践的な協力関係を築くための足がかりとします。 - 開催概要
○日時:
2026年1月22日(木)14:00〜18:00(予定)(受付開始13:30)
世界各国におけるスキル重視政策とマイクロクレデンシャルの運用について概観する(セミナー形式)。
2026年1月23日(金)10:00~12:30(受付開始9:30)
OECDなどによるSkills-First Readiness and Adoption Indexを紹介しながら、スキル重視社会の展望、日本に対する示唆などについて意見交換する(ワークショップ形式)。
○場所:ハイブリッド開催(オンサイト/オンライン ※オンラインは22日のみ)
【オンサイト】
(22日)関西大学東京センター会議室(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー9階)
アクセス JR東京駅日本橋口、東京メトロ各線大手町駅B7出口最寄り
https://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
入館方法 https://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/use/index.html
(23日)千葉大学墨田サテライトキャンパス(東京都墨田区文花1-19-1)
アクセス 東武亀戸線小村井駅最寄り、東京メトロ半蔵門線押上駅よりバス10分
https://www.chiba-u.ac.jp/campus/campus_map.html#headline-1691469697
【オンライン】
Zoom(22日のみ)
○オンサイト会場定員:22日(木)100名、23日(金)50名
○主催:一般社団法人日本マイクロクレデンシャル機構、科研費基盤研究(B)「アジア太平洋地域の大学ネットワークにおけるマイクロクレデンシャル運用の実証研究」、JIGE(Japan hub for Innovative Global Education)/関西大学、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会
○後援:一般社団法人国際教育研究コンソーシアム(RECSIE)、一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク
4. 参加申込フォーム
https://forms.gle/WHUM2jLQznrmdjsTA
5. プログラム等の詳細は、下記のホームぺージをご参照ください。
https://kokusai-kyoudou-symposiu-nk7uqek.gamma.site/ (日本語ページ)
https://kokusai-kyoudou-symposiu-nk7uqek.gamma.site/eng (英語ページ)
6. お問い合わせ先
一般社団法人日本マイクロクレデンシャル機構事務局
secretariat[at]jmicro.org
